触覚体験のはじまり


つぎのワークはフォーカス10で意識の拡大にチャレンジするというものだった。
自分の意識を拡大してどこまで広げられたか実感してみるというものである。

とらえどころの無い感覚なのだが、
私はなんとか日本を包むあたりまでは広げられたような気がした。

ただ、このワーク中、まことに奇妙な触覚を感じていた。

両方のこめかみのあたりを指のような感触でクリクリとゆっくり揉まれるのだ。

特に右側のこめかみに強くそれを感じる。

最初はヘッドフォンの部品が当たっているのかと思ったがそうではない。
時に揉まれる速度が速くなったりする。

なんなのだろう?こういった触覚は今までに経験の無い感触だ。

ビジョンの類ならさして驚きもしないのだが、
こめかみが揉まれるとはどういうことなのだろうか。

しかしなぜか恐怖感は無い。

そのうち額のあたりもムズムズしてきた。
額のムズムズ感はすでに経験済みなのだが、こめかみとはまた奇妙な場所である。

これはその後も時々出現することになるのだった。